強風

イギリスにいてたまに思うこと。

「これって地震も台風もないから可能なんだよね。
日本じゃありえないな。」

たとえば建物の構造。1階が柱だけで壁もなく、駐車場になっているビルなんかではその柱の細さに驚くことがある。
イギリスの美しい田舎の風景に欠かせない石造りの古いおうちだって、大きな石造りの大聖堂だって地震がないからこそ今も存在していられるのだ。
ロンドンのテムズ川沿いに建っているマンションやホテルなんかも、水に面して建てられており、水面にもかなり近いので、あれは大丈夫なのかと見ていて不安になる。

今の住んでいる家の庭には、藤棚じゃないけれど、バラと、もう1種類5月ごろ花の咲く木の枝が這っている棚がある。最初にその棚を見たときも、その押したら揺れそうな、ちゃちなつくりに「これは台風が来たらいちころだな」と思った。

で、今朝起きたらその棚の一部がみごと崩壊していました。外に出していたゴミ箱(高さ1m超50㎝×50㎝くらい。中身入ってました。)も横転してました。

イギリス中で今日は強風の為大変なことになっているようです。屋根が吹き飛んだり、電車がとまったり、道が通行止めになったり。まさに台風のときのような状況。ただ備えがない分被害も大きそうです。