ケーキとビスケットにかかる税率

先週一緒に働いていた入社2年目のリチャードくんがVATについておもしろいことを教えてくれた。
VATとはValue Added Taxのことで日本の消費税みたいなもんだ。イギリスだと17.5%もVATをとられる。

リチャードくんいわく、
「どっちか忘れたけど、イギリスではケーキがビスケットのどっちかはVAT0%なんだよ。以前Jaffa Cake がケーキかビスケットかで議論になってたんだ。」

Jaffa Cake とはこちら。
http://en.wikipedia.org/wiki/Jaffa_Cake
オレンジジェリーが中に入ってチョコでコーティングされたなんかふわふわするお菓子。その歯ざわりがなんとも人工的な感じで個人的には好きじゃないが、一般的には人気商品だ。ダイジェスティブクッキーで日本でもおなじみのマクビティ社のものが有名らしい。

その後それを習ったばかりの同期のジェームスくんと確認したらしく、今日アップデートをしてくれた。

「先週のJaffa Cake の話だけど、ケーキだと0%、ビスケットだと17.5%だった。」

「なんで??なんでケーキが保護されるの?」

「えーとビスケットの方がラグジュアリーだかららしいよ。」

「ケーキのほうがラグジュアリーに聞こえるけどねえ。じゃあケーキとビスケットの区別は?小麦の分量かなんかで決まるの??」

「うーーん、それは分かんない。」

でも面白かったので日記に書くことにして、その前に念のための確認でインターネットで調べてみた。

すると、正確には
「ケーキとビスケットは必需品とみなされて税率0%。ただしチョコでコーティングされたビスケットは贅沢品なのでVATが普通にかかって17.5%。」

ということだった。チョコでコーティングされたケーキはいいのかいなという疑問が沸くが、それはおいといて。

「マクビティと当局の間でJaffa Cakeがケーキであるかビスケットであるかについて議論が重ねられ、結局法廷に持ち込まれた。そこでマクビティは12インチのJaffa Cakeを焼いて、そのケーキ性について法廷を納得させた。」

http://www.bbc.co.uk/dna/h2g2/alabaster/A528040

ちょっとへ〜な豆知識でした。