ポピーアピール

最近ニュースキャスターは必ず胸に赤いポピーの花のバッチをつけている。街でも胸にこの赤いポピーをつけている人を見かける。
去年もこの時期、スーパーの入り口で募金箱とポピーの花のバッチを見かけて、同僚のジェームスくんが「戦争で亡くなった人のための募金」と教えてくれた。でも当時はうちにテレビもなかったし、クライアントや町でも特にこれをつけている人は目につかなかった。私の中ではこれは赤い羽根みたいなもんだな、と思っていた。
しかし今年気づいたのだが、ニュースのキャスターは必ずつけているし、ビシッとスーツを着ているビジネスマンなんかはよくつけている。何とか賞の授賞式でドレスを着た女性ですら胸に赤いポピーバッチをつけていた。普通の若者なんかも結構胸に着けて歩いていたりする。どうもその着用率が赤い羽根とは比較にならない感じ。これはポピーアピールといって、戦争でなくなった兵士、その遺族の為のチャリティー期間らしい。
詳しい解説はこちら
http://www.v-i.co.jp/hp/mailmagazine/index.html

http://www.poppy.org.uk/index.cfm

最近テレビでは赤いポピーをつけるか白いポピーをつけるかについて熱い議論が交わされていたり(赤いポピーは主に亡くなった兵士の追悼を意図しているのに対し、白いポピーは平和の祈願を意図しているとか)、とあるチャンネルのニュースキャスターが赤いポピーをつけるのを拒否したりとなにかと話題になっている

今日11月11日の11時は第一次世界大戦終戦記念らしく、第二次大戦後も共通の戦争記念日(Remenbrance Day)になってるらしい。という訳で、今日は女王や首相も参加しての記念式典が行われ、11時には2分間の黙祷が行われていた。