クリスマスパーティー(フォーマル編)

hrkue2006-01-06

今日はサウサンプトン事務所のフォーマルクリスマスパーティー。ってもう新年ですが・・。参加者は130名ほど。一回もうロンドンのに参加しているので、さほど楽しみじゃないというか、むしろめんどくさいくらいだったのですが、行ってみると、知っている人も多く、ちゃんと乾杯(5回)もあり、ビンゴではないですが景品があたるコーナーもあり、黒人の人の生歌によるダンスコーナーありで、結構よかったです。そうそう、昨日学んだ単語"posh"を口にしている人がいましたが、今日はばっちり意味がわかりました!

右上の写真の中央の緑色の筒。これはクリスマスパーティーの定番のようです。両脇に紐がついていて、自分と隣や前の人で引っ張ると(そう決まっているようです)、クラッカーの音がして、中身が出てくるのですが、中には紙の王冠となぜかなぞなぞが入っています。で、みんなこの紙の王冠をかぶるのです。皆とくに抵抗や恥ずかしげもなく、ふつーに素直にかぶります。
「これ必ずあるけど、何か意味があるの?」
と隣にいたニックに聞いてみると、
「うーんいいポイントだね、でもわかんない」
との回答でした。そして
「みんなが王様になれるんだよ」
というてきとーな答えが帰ってきましたが、周りの人との協議の結果、
「キリストが誕生したときやってきた3人の王様にちなんでいる」
という結論になっていました。
結構最近まで知らなかったのですが、このエピソードはキリスト教では超メジャーなんですね。以前、正月にスペイン旅行をしていたとき、王様の扮装をした3人組を何度も見かけたので、なんなんだろうと思ったら、1月6日は東方の三賢士(スペイン語で「レイェス・マゴス」)の日で、『星を見て救い主の誕生を知った三人の東方の博士が、星に導かれながらたくさんの贈り物を携えてキリストを訪れたとされる古くからの祭日』だったのでした。(そう、日本語だと王様だったり博士だったり賢者だったりします。(英語だとなんだろう))どうも25日のクリスマス(キリスト誕生)から1月6日まででひとくくりのような感覚です。ちなみにらくだにのってやってくるんですよ、3人の王様は。と、スペイン旅行以来すっかり愛着を持ってしまったため、先日のドイツのクリスマスマーケットでの散財にも3人の王様(賢者、博士)がしっかり含まれています。
他にもいろいろ見ましたが、一人は必ず黒人みたいです。美術館を見ていると、キリスト誕生の絵画にもよく描かれています。


景品は一枚1ポンドの番号札を買って、番号で抽選、という方式。そのお金はチャリティーにまわされるということでした。しかし現金を一銭も持っていかなかったため参加できず。

フォーマルパーティーでも、立って飲みながら集合というのはいつもと同じ。見えますかね?広ーい会場の奥にバーカウンターがあるのですが、そこにみんなぎゅうぎゅうに立ったまま食事までの30分ほど歓談&ドリンクなのです。(この写真をとった時はそろそろ食事ということで、多少手前にも人がいますが、最初はほんとに奥の一部分にみんないました。)