ウィンチェスターへの訪問者

今日はロンドンから会社の赴任仲間がウィンチェスターに遊びに来てくれた。
写真左からエンゾ(イタリア人)、セリーン(シンガポール人)、ファヴィオネのお友達(ブラジル人、名前が覚えられず^_^;)、ファビオネ(ブラジル人)の4名だ。スリム(チュニジア人)も誘ったがはあいにく体調不良で来れず。

彼らとはイギリスに来た直後の研修で会ったのだが、35人いた海外から来た仲間たちはそこでおおまかに3つのグループに分かれた感がある。英語ネイティブチーム(アメリカ人、カナダ人、オーストラリア人)とシンガポール人チーム(35人中8人がシンガポール人だった)とその他の人チーム。
私が今でも交流を保っているのはシンガポール人チームとその他の人チームで、今日来たのはその他の人チームの人だ。ちなみにセリーンはシンガポール人だが、シンガポール人とだけつるんでいては面白くないということで、なるべく外人と友達になるように努めたのでその他の人チームに属する。もちろんシンガポール人チームとも友達だが。

当初朝9時半にロンドンを出発して10時45分にはウィンチェスターについているはずだったのだが、まずセリーンが寝坊して電車を一本ミス。その後すでに乗り込んで発車を待っていたいた電車が「故障」のためキャンセルになり一本遅れ、途中でもっと安いチケットがあることに気づき窓口に並びなおして一本ミス、友達に偶然会って1本ミス・・・とやっているうちに結局ウィンチェスターについたのは1時15分であった・・・。

まずはうちの近所のHospital of St. Crossからスタート。事前に11時から3時オープンと調べたつもりだったが、冬季は日曜はお休みで入れず・・。でも一応なかの教会だけ見学。
その後川沿いの道を歩いて街へ。おなかがすいたということで、街で一番古いパブ(中もとても素敵で、料理もおいしく、店員も親切)に行くが、すでにランチは終わり。大聖堂のカフェに行くがここもランチは終了。仕方なくコーニッシュパイをテイクアウトして食べる。
3時半から聖歌隊のミサがあるのでそれに参加。が!今日はウィンチェスターの少年聖歌隊ではなくチェルシーからやってきた外部の大人の聖歌隊であった。ウィンチェスター大聖堂ではこのように時々他の場所から招かれた聖歌隊が歌っていることがあるので、必ずしもボーイズの歌声が聴けるとは限らないのだ。今日の聖歌隊も下手ではないが、感動するほどではなく、皆にボーイズクワイヤーの歌声を聞いてもらえなくて非常に残念だった。
終了後はアーサー王円卓の騎士の「円卓」があるギルドホールに終了5分前に駆け込みなんとか「円卓」を一目見てから追い出される。

そして全てが閉まる夕方5時となった。

最後に川辺にあるパブで夕食を食べた。マッシュポテトの上にソーセージが乗ったものや、牛肉のパイ、バーガーなど典型的パブフードを食べたが、パブの中ではおいしいほうだったので、満足。
帰りに電車を待っている間、エンゾがカバンからリボンのかかったチョコレートの箱詰め出し、「これおいしいから」とくれた。予期せぬ手土産に「さすがはイタリア男!」と思わず感嘆の声をあげる。

一応同じタイミングで来た仲間は全員18ヶ月から21ヶ月の赴任期間だが、その後は人それぞれで、国によっては延長も可能なので、すこし延長してから帰る人、すでに途中で辞めてロンドンの大学院に入った人(!)、途中で帰った人、パーマネントに切り替えた人などいろいろだ。
エンゾは私と同じく3月末で終わり。といってもトリノまでここから1時間という。一度帰ったらもうめったには来られない私とはちょっと感じが違う。現に隔週だったか月1だったかくらいで週末イタリアに帰っていたし。
セリーンはちょっと延長し7月まで。ただし現在ロンドンで転職活動中。
ファビオネはもう2-3年残るためにパーマネントに切り替え。スリムも奥さんがロンドンの大学院に入ったので、その卒業まで残る為にパーマネントに切り替え。

ともあれ、私が帰る前に皆にウィンチェスターに遊びに来てもらえてよかった。今度はさらに日本にも遊びに来てくれたら嬉しいのだが。