フェスティバル・オブ・スピード

hrkue2006-07-08

今日はサウサンプトンから車で40分くらいのところにあるチチェスターというところで開催されているフェスティバル・オブ・スピードというイベントに行ってきた。

車のイベントで、F1カーやラリーカーからクラシックカー、バイクなんかが勢ぞろいしてタイムを競ったりするイベント。らしい。
http://www.goodwood.co.uk/fos/
もともとはGoodwoodさんというお金持ちの私有地の敷地内で開催していたものとか。行ってみると、畑しかない、なーんにもないところに、突然門があり、その中のひろーい敷地に一本のコース(とラリーコース)とお屋敷らしきものがあった。コースの両側に並べてある安全用のクッションはわら製。柵も木を一本一本削ったようなものが使ってあって、なんとも手作り感がある。駐車場から会場まではトラクターに引かれたワゴンに乗って移動。
しかしこのイベント、イギリスではかなり有名らしく、日本でも車好きの間では有名らしい。というのも、F1の現役マシン、昔のマシン、現役ドライバーから往年の有名ドライバーが集結するからと聞いていた。私は車のことは詳しくないが、今日はサウサンプトンの大学にF1マシンの空力の勉強に来ている(=F1大好き)3人組と一緒だったため、いろいろと「あれは有名なドライバーだ」とか「あれは今年のマシンだ」とか教えてもらいながらかなり楽しめた。私レベルでも聞いたことあるドライバーは「ハッキネン」くらいだったが。
そんな私でも分かった有名人はジョージ・ルーカスと西村雅彦。ドライバーーズ・クラブと言って、ドライバーやその他の有名人がいる建物の前には長―い赤じゅうたんが芝生の上に引いてあり、柵越し3メートルの距離で見られるばかりか出口でかなりの確率でサインももらえる。というわけで、子供たちやファンはサイン帳とペン片手に次々とサインをゲットしていた。ジョージ・ルーカスもなぜか来ていて、すぐ間近で見れてしまった。西村雅彦は、イギリス人たちは全くスルーだったが、気がついた私ともう一人はすかさず後を追いかけ、写真をお願いすると快く一緒に撮ってくれた。普段3枚目役が多いが、実物はオーラが出ていて非常にかっこよかった。
F1のマシンも観客に開かれたテントの下に停めてあり、人ごみを掻き分けて突然F1マシンが入ってくるのを見ることができたり、目の前で走り出すのが見れたりと、これはかなりおいしいイベントだ。人気があるのも納得だ。
ルノーのF1マシンの控え場ではHeikki Kovalainen というイケメンドライバーと一緒に写真をとってもらった。なんでも現在はルノーの3rdドライバーで来年はどこかのチームで走ること間違いなし(=有名になること間違いなし)なので、是非撮ってもらえ、と他の3人に強く勧められて2ショットでとってもらったのだ。名前がいまだに覚えられないが、これから是非注目・応援したいと思う。
http://www.renaultf1.com/en/drivers/kovalainen/index.php?news=tcm:3-43219

F1マシンの控えのテントの他にも、車のパーツ、F1グッズ、車やドライバーの絵や写真、車関連本のテントがあり車好きにはたまらないイベントであるのはもちろんのこと、広い会場の芝生の向こうでは野外ジャズコンサートなんかもやっていたり、白砂で作った実物大F1マシンが並んでいる横で、その砂で子供が遊べるスペースがあったり、と家族で来て1日楽しめそうなイベントだった。
6月7月にかけてイギリスはこのようなイベント目白押しで、とても1年では全部消化しきれない。でもいくつかイベントに行ってみて、冬が暗くて寒い分、夏を思いっっ切り楽しむイギリス人の1年の過ごし方みたいなものがなんとなく理解できた気がする。

明日からスペインのパンプローナ牛追い祭りに行ってきます。イギリス訪問中の会社の同期、Ayanoさんも急遽一緒に行くことに。とても楽しみ。
先週は父が訪英中につきイギリス観光、今日もイベント、怒涛の休暇週間の最後を飾るのが牛追い祭り。これでほぼ休暇も尽き・・・。冬はまじめにせっせと働きます。